【検証】ミルクティーの牛乳を温めてみる
然る方からミルクティー出す時に冷えた牛乳添えると冷めるけどこれは改善すべき?
というお話を伺いまして
その中でもピッチャー温めても牛乳冷たくね?という話題が凄く印象に残ったのと、確かに冷めるのはよろしくないと思い
ミルクティーの牛乳温めたら美味くなるのかを検証することにしました。
レギュレーションはこちら
牛乳:森永乳業 森永のおいしい牛乳
抽出条件:350ml,8g,3分 別ポットに移し替える。
牛乳温め:100mlほどをガラスグラスに入れ、電子レンジ1000Wにて指定秒数加熱
その後、温めたミルクピッチャーに移し替える。
割合:紅茶100ml:牛乳30-50ml
以上です。
今回試行した内容はこのような感じ。
温め時間 |
ピッチャー温度 |
ミルクティー温度 |
0秒 |
17℃ |
48℃ |
20秒 |
37℃ |
60℃ |
40秒 |
60℃ |
68℃ |
60秒 |
86℃ |
71℃ |
省略したグラス内温度はピッチャー内温度と殆ど変わりませんでした。
(ピッチャーに入れると1℃程上昇した場合もあり)
補足として、冷蔵庫から出したての牛乳の温度は15℃ほどです。
ちなみに我が家ではミルクを添える時には
ピッチャーとかクリーマーとかいうお上品なものは一切使わず
牛乳パックから直に注ぐのが伝統だった為
今回の検証用にミルクピッチャーを購入しました。
これからミルクティーを飲む時は極力使おうと思います。
で、結果は20秒(37℃)が一番美味かったです。
順位付けするなら20秒、0秒、40秒、60秒という感じでしょうか。
人肌以上にするぐらいなら冷えたやつの方がまだいいという感じです。
理由は飲み口と香りにあります。
味的には温めたら何℃であろうと牛乳の甘みが出るので美味しかったです。
温めてないものも美味しいですが、温めた牛乳と同じ風味が出るまで入れると冷めるのがよろしくない。
因みに単体のホットミルクとして飲んだ時には40秒の60℃ぐらいが一番美味かったです。
しかし、牛乳は40℃以上に温めると膜が張る事に問題がありまして(ラムスデン現象というらしいです。)
味にはほとんど影響しないんですが、口当たり、舌触りがあまりよろしくないんですね。
で、グラスからピッチャーに注いでいるので膜がそのまま乗っかってくる事は無いにしろ
飲んでいると膜の破片がランダムエンカウントするので
たまに変な口当たりと舌触りになるという味ではない部分の問題を抱えてしまいます。
一応、この問題はピッチャーに入れる前に良く撹拌すれば解決はします。面倒ではありますが。
香りについては、20秒ぐらいなら許容できる程度の乳臭さなんですが、
60秒とかだと紅茶の香りに負けないぐらいの乳臭さが襲いかかってきます。
この辺が個人的にはあまり好かない感じでしたね。
という事で、香りや膜が張る事を考えると20秒ぐらいの温め
約40℃、人肌ぐらいに温めると美味いという結果になりました。
(あくまでも個人の感想です。)
後、温めすぎるとすぐ飲めないのも欠点ですね。
80℃のミルクは混ぜてもクソ熱いという教訓を得ました。
みんなもヤケドには気をつけよう!(1敗)
まあ、時間を置けば冷めてくるので
2杯目、3杯目になると結果は変わるかもしれませんが
どうせ温かい食べ物、飲み物の美味しさは一口目、二口目がピークなのでこれで良し!
今回試してみて一番の驚きは40℃が美味いことよりも
温めたミルクピッチャーに牛乳注いでも、温度が言うほど変化しない事ですかね。(15℃→17℃)
一応おまじない的にやってましたけど、こういうのは検証してみると面白い結果が出ますね。
という事で、これからミルクティー作る時はちょっと温めて用意してみようかなと思います。
やっぱお茶はこういう風に遊ぶのが一番楽しいっすわ。